出勤は見合わせ、会議には自宅からオンラインで参加する。新しい働き方で広がるオンライン会議。便利な半面、オフィスとは勝手が違う戸惑いもある。テレワーク経験者千人を対象に実施したネット調査と回答者へのインタビューから、オンライン会議の実態を探った。
「映ってるよ」
オンライン会議を前に、自宅でジャケットを羽織ろうとしていた大阪市の男性会社員(42)は、同僚の声で、パソコンのカメラがオンになっていることに気づいた。
昨年春のことだ。在宅勤務中は、Tシャツにスウェットパンツといった部屋着で過ごす。システムの操作に慣れず、会議前に、カメラに映る上半身だけ着替えるところを、丸々見られてしまった。「マイクをオフにするのを忘れて、部屋に入ってきた子どもとのやり取りを聞かれてしまったこともあります」
調査で、オンライン会議中に「パジャマや短パンなど職場ではしない格好をしていたことがある」は46%。「チャイムの応対や洗濯など家事をしていたことがある」も45%と、ともに半数近くいた。
会議中も「できれば自分のカメラはオフにしておきたい」は65%に達した。「参加メンバーと裏でSNSなどのやりとりをしていたことがある」は20%、「会議が始まるギリギリまで寝ていたことがある」も17%いた。
職場で顔を合わせる会議と比べ…
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