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 【宮城】生活保護の手続きで書類を改ざんするなどして不正に過払いしていたとして、仙台市は15日、太白区役所区民部の50代男性職員を停職6カ月の懲戒処分にし、発表した。

 市によると、男性職員は2018年4月~20年5月に区役所で生活保護の支給業務を担当。支給額を決める手続きの中で、預金通帳のコピーを一部加工するなどして収入を実際より少なくみせかけ、収入を証明する書類を改ざんしたという。この結果、本来は支払われないはずの保護費計約317万円が10世帯に過払いされたという。

 さらに、この職員は、生活保護の対象になっていない受給者の引っ越し代(4件計35万円)を私費で負担していたという。

 昨年4月に男性職員の業務を引き継いだ職員が男性の資料を調べ、預金通帳の加工を確認。その後の調査でこの職員が作成した書類と受給者の実際の収入に違いがあるのが分かったという。

 男性は市の調査に対し、保護費の過払いなどについて「受給者への説明が面倒で、おっくうだった」と認めつつ、改ざんに及んだことについては「上司からの指摘を避けるため、決裁に必要な資料の体裁を整えた」などと話しているという。(申知仁)