松本龍三郎
江戸時代から歴史が続く「横綱」は、これまで72人誕生している。大相撲の頂点に君臨する地位は、どうすればつかむことができるのか。
「大関で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」
横綱審議委員会(横審)は1958年1月、横綱昇進の推薦条件となる内規を設けた。大関が優勝した次の場所が「綱とり場所」と呼ばれるのは、この内規のためだ。
開催中の初場所では、大関貴景勝が昇進に挑んだが、初日からの4連敗で「綱とり」は早々に消滅。貴景勝は昨年11月場所で大関として初めて賜杯(しはい)を抱き、昇進の「挑戦権」を手にしていた。
日本相撲協会が横綱にふさわしい力士と判断した場合、昇進について横審へ諮問。横審は、横綱に推薦するかどうか答申する流れだ。実際には、協会が諮問した時点で昇進はほぼ決まり。ただし、内規にある「それに準ずる成績」の文言が広く解釈できるため、これまでたびたび論争が起きている。
94年秋場所で全勝優勝した大…
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