共通テスト中止でも…暴風雪の稚内受験生、なんとか帰宅

奈良山雅俊
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 16日朝から暴風雪に見舞われた北海道稚内市は、午前10時前には風速25・9メートルを観測した。試験会場となった同市の稚内北星学園大学では、会場を開けた午前8時以降、最初の科目を受ける受験生約20人が、家族の車やバスなどで予定通り試験会場に入った。だが、その後も暴風雪がひどくなると見込まれたことから、午前9時ごろ、大学入試センターから中止の連絡が入った。

 市内は大雪のため幹線道路の除雪が進まず、早朝は動いていたバスなどの公共交通機関も軒並みストップした。会場に来た受験生たちは、中止が決まると車で迎えに来た家族らと一緒に帰宅したが、迎えに来られない受験生は足止めされたままとなった。さらに、その後も続いた雪で、大学の正門から幹線道路までの約500メートルに吹きだまりができ、車も入れなくなった。

 このため、大学は市に道路の除雪を要請。受験生を順次帰宅させた。午前11時半ごろ、最後に残った1人を大学の車に乗せ、職員の運転で宿泊先だった市内のホテルへ送り届けた。(奈良山雅俊)