道内でも大学共通テスト、稚内では暴風雪で中止に

原田達矢
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 大学入試センター試験に代わる初めての大学入学共通テストが16日、道内25会場でも始まった。試験内容の変更に加え、新型コロナウイルス感染対策という例年にない状況のなかで、受験生は初日の試験にのぞんだ。稚内市では暴風雪のため初日の試験が中止となった。

 北海道大札幌キャンパス(札幌市北区)の会場周辺では、文部科学省の要請により、会場周辺に学校や塾の関係者が集まって受験生を激励する光景は見られなかった。会場入り口には消毒液が置かれ、試験前には職員からマスク着用や発熱時の注意があった。札幌近郊の高校に通う中川佳音さん(18)は「コロナによる休校やテストの変更など、今年の受験生は特別だと思う。無事に当日を迎えられたので、自分を信じて頑張る」と話した。

 北海道大や北海学園大では試験前に、受験生から「発熱や倦怠感があるので(1月30、31日の)追試験を受験する」という連絡が複数あった。微熱と倦怠感があった受験生を別室受験とした会場もあった。

 暴風雪に見舞われた稚内市の稚内北星学園大では午前8時以降、JRやバス、タクシー会社から運休の連絡が相次いだ。会場では73人が受験予定で、すでに到着していた受験生もいたが、大学と大学入試センターで協議して16日の試験を取りやめた。17日の試験は行い、中止分は30日に実施する。

 「英語リスニング」では機材のトラブルもあった。小樽商科大や北海道科学大など3大学で、計6人がICレコーダーの不具合などを理由に、中断したところからやり直す「再開テスト」を受けた。また、大学入試センターは、苫小牧駒大の「地理歴史・公民」で、視覚障害がある受験生に文字を拡大した試験冊子を送付しなかったため、この受験生1人を再受験の対象にすると発表した。16、17日の共通テストの志願者は道内で1万6917人。17日は理科と数学の試験が行われる。(原田達矢)