独与党、新党首にラシェット氏 メルケル氏の路線継承か

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ベルリン=野島淳
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 ドイツメルケル首相(66)も所属する中道右派の与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党首選が16日あり、西部ノルトラインウェストファーレン州のアルミン・ラシェット州首相(59)が新党首に選ばれた。メルケル氏が進めた中道路線を継承する姿勢を示して支持を得た。メルケル氏は今秋に引退の予定で、ラシェット氏は後継の首相争いの初戦を制した。

 今回の党首選は、メルケル氏の後継者として首相を狙うはずだったクランプカレンバウアー党首が指導力不足を露呈し、昨年2月に辞任を申し出たことから実施するものだ。

 党首選には3人の男性が立候補した。党員らを代表する1001人の代議員による1回目のオンライン投票で、ノルベルト・レットゲン元環境相(55)が脱落。決選投票では、メルケル路線から転換し保守回帰を訴えたフリードリヒ・メルツ元議員団長(65)をラシェット氏が521対466の55票差でかわした。

 メルケル路線の継承者と目されるラシェット氏は、約1800万人と人口でドイツ最大の州の州首相を2017年から務める。新型コロナウイルス対策など、トップとして行政組織を動かしてきた経験を訴えた。保守派のシュパーン保健相(40)の支援も受け、党内の支持を広げた。

 コロナ禍でのメルケル政権の政策は国民の幅広い理解を得ており、CDUは他党を上回る支持率を維持している。このため、大きな変化を望まない代議員の意向を反映したとみられる。

 当選を受け、ラシェット氏は…

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