県産天日干したくあんのパンとおにぎり19日発売 宮崎
菊地洋行
宮崎県産の天日干したくあん「日向(ひなた)漬」を具材に使ったパンとおにぎりが19日から、県内197店舗のセブンイレブンで発売される。食品メーカーや流通業者など5社が、1年がかりで共同開発したパンとおにぎりは、宮崎の人が好む味付けや食感にしたという。
たくあんのポリポリとした食感とマヨネーズのうまみが感じられるパンは「干したくあんマヨパン 日向漬使用」。開発を中心に担ったのは宮崎、鹿児島両地区のセブンイレブンにパンを納入しているエーケーエム(宮崎市田野町)。
井手秀治郎社長によると、天日干しでない「塩押したくあん」をマヨネーズであえた滋賀県の人気B級グルメ「サラダパン」をヒントにしたという。地元田野町で日向漬を製造する道本食品と連携し、食感を左右する細切りたくあんのサイズや味付けに工夫を重ねて1年がかりで開発した。
井手社長は「レタス巻きやチキン南蛮など、マヨネーズ風味は宮崎人の好み。最高においしい総菜パンができました」と胸を張る。
味と食感が絶妙な天日干したくあんのマヨネーズあえを他にも生かそうと、デリカフレンズ鹿児島工場(鹿児島県姶良市)が「たくあんマヨネーズおにぎり」を開発。のりは宮崎の人が好む味付けのりを使っているという。
パン、おにぎりとも税込み118円。当面の販売期間は2月28日まで。鹿児島県や九州全域での販売も視野に入れているという。(菊地洋行)
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