[PR]

 サッカーJ1に昇格した徳島のダニエル・ポヤトス新監督(42)が16日、スペイン・バルセロナの自宅からオンライン取材に応じた。新型コロナウイルスの感染拡大による水際対策強化のため、来日のめどが立っておらず、「本当に複雑な状況だが、問題とは考えず、挑戦と思っている。科学技術を生かして、コミュニケーションを取りながらやっていきたい」などと語った。

 徳島は18日、監督不在のまま高知県でキャンプインを迎える。ポヤトス監督はスタッフとオンラインでミーティングを重ねてきたといい、今後も練習の映像を共有するなどして、遠隔でチームづくりを進める。

 ポヤトス監督は、徳島を4季率い、今季からJ1浦和の監督に就いたリカルド・ロドリゲス前監督の後任。レアル・マドリードの下部組織やギリシャ1部パナシナイコスの監督などを歴任した。この日の会見では、「日本最高峰の舞台で、大きな挑戦をする年だと感じている。J1に残るために、良いプレーをしていきたい」と抱負も語った。

 バルセロナも新型コロナの感染が拡大しており、移動制限などを強いられている。「不要不急の外出は控えている。ネガティブに考えても仕方ない。この期間を生かして昨季の徳島のほぼ全試合の動画を見た」

 戦術面は高いボール保持率で試合の主導権を握ろうとするこれまでのスタイルを引き継ぎつつ、「攻守において改善点がある。自分の色を出して、改善していきたい」とした。

 会見に出席した岡田明彦強化本部長は「(就任を依頼した時点で)こういうケースも想定されたが、今後、チームを1ランク進化させてくれる力があると信じている。J1で戦う上で、必要な人だと確信している」とした上で、「新監督とスタッフの考え方は一致しているので、心配はしていない」と話した。2月26日のJ1開幕に来日が間に合わなかった場合は、コーチ陣から監督代行者を出す予定。(佐藤祐生)