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 大学入試センター試験に代わって初めて実施される「大学入学共通テスト」が16日、始まった。県内では大分、別府両市の計5会場で、受験生が地理歴史・公民、国語、外国語の試験に臨んだ。大学入試センターによると、県内での受験を出願した受験生は3582人(前年比234人減)。17日は理科と数学がある。

 県内では、受験生らが学校に集合してから貸し切りバスで会場入りすることが多い。最多の1952人が志願した大分大学旦野原キャンパス(大分市旦野原)には、早朝から大型バスが続々と到着した。

 大分市の大分雄城台高校では例年、出発前の朝には学校に在校生らが集まって受験生を見送っていたが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため自粛。これまで前日に体育館で開いていた激励会は、テレビ会議システム「Zoom(ズーム)」で学級ごとに配信し、受験生らは校長の激励や受験上の注意を電子黒板で視聴し、「頑張ろう」と各教室でこぶしを突き上げた。

 大分市の大分舞鶴高校では、早い組は午前7時10分ごろに学校を出発し、7時半過ぎに大分大に到着。車内ではマスク着用で会話をしないようにした。引率した学級副担任の佐藤伸介教諭(55)は受験生らを笑顔で送り出した。「コロナで将来が見通せないけれども、今の力を精いっぱい発揮して進路の可能性を広げてほしい」

 大学入学共通テストは、コロナ禍で学びが遅れた現役生が選択できる第2日程(30、31日)が設けられており、県内では8人が出願している。体調不良などやむを得ない事情で今回の第1日程を受験できなくなった場合の追試験も兼ねている。第2日程の受験生がやむを得ない事情で受験できなくなった場合は2月13、14日に特例追試験を設けている。

 大分市廻栖野の大分県立看護科学大学の会場では、国語の試験時間が残り10分であることを伝える際、監督にあたる教職員が誤って「あと5分」と言い間違えるミスがあった。すぐに訂正し、試験に影響はなかったという。(中沢絢乃)

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