関西電力、大飯4号機が運転再開 原発運営にはなお課題

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橋本拓樹、栗林史子
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 関西電力大飯原発福井県)の4号機が、定期検査を終えて17日夜、運転再開した。関電の原発は「稼働ゼロ」だったが、2カ月半ぶりに動かすことになった。ただほかの原発を含めて部品損傷といったトラブルや訴訟などを抱え、運転の先行きは見通せない。寒波による電力不足のなか、原発依存度の高い関電は厳しいかじ取りが続く。

 大飯4号機は16日に臨界に達し、原子炉炉心や給水ポンプの試験などを経て、17日夜に発電を始めた。

 同機は昨年11月3日に定期検査に入り、関電では約3年半ぶりにすべての原発が停止していた。当初は高浜原発福井県)の3号機が、テロ対策などで義務づけられている「特定重大事故等対処施設」の設置を完了して昨年末に運転再開する計画だった。だが同原発4号機の伝熱管で見つかった損傷の調査が長引き、同じタイプの3号機も対策が不十分だとして運転ができない状態となった。

 関電の予測では、大飯4号機が運転再開するまでの2カ月半、「稼働ゼロ」でも乗り越えられるはずだった。だが誤算だったのは昨年12月中旬以降の強い寒波の襲来。暖房利用などで、電力需要は10年に1度とされる規模まで高まった。

 しかも、原発の代わりとなる…

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