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 長く米国政治の対立軸をなすとされてきたのが「保守」と「リベラル」だ。ところが今、いずれも意味と存在理由が揺らいでいる。それが米国の混乱ぶりの根っこにあるらしい。双方の立場を熟知する論者の話から、そんな構図が浮かび上がってくる。

ジュリアス・クラインさん 支持層に合わぬ保守政策、分裂状態

 ――「保守」とはなかなかつかみづらい概念です。

 「現代米国の保守について言えば、経済や外交のみならず、文化や社会、宗教などいろいろな分野の保守的な運動が1980年代のレーガン政権に集結しました。それは3本の脚で支えられた椅子にたとえられ、共和党を導いたものとして信じられてきました。1本目が小さな政府、2本目が文化的保守主義、そして3本目が軍備増強です」

 「レーガン、ブッシュ(父)と共和党政権が3期続き、冷戦が終わります。その後、共和・民主の2大政党とも、レーガン流保守をベースにした似通った経済、外交政策をとり、両党間で大きな違いがなくなってしまいました」

記事後半では、リベラルの解釈の変化について、欧州の視点も交えた歴史家の解説を紹介しています。

 ――どんな政策ですか。

 「新自由主義、あるいは市場至…

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