「約7年前から、計10人ほどの騎手や調教師と一緒に馬券を購入していた」。名古屋国税局の税務調査を受けた笠松競馬の元調教師の男性(36)は、朝日新聞の取材に証言した。公正であるべきレースの裏側で不正が常態化する一方、自浄作用は働かなかった。
元調教師は「騎手としてデビューした頃から、みんなで馬券を購入するというのは空気で感じていた」と振り返る。レース直前に場内や厩舎(きゅうしゃ)で交わされる馬の体調などの情報に基づき、他の騎手らとも相談して馬券を買った。
騎手がレース直前に寝泊まりする「調整ルーム」は、不正を防ぐため携帯電話などは持ち込めない。だが「組合の管理体制は甘く、ザルだった」。当時は、通信機器を持ち込んで外部に連絡し、馬券購入を依頼していた。
別の笠松競馬関係者も、「内部…
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朝日新聞社会部