今年は聖徳太子の1400回忌 法隆寺が4月に法要

岡田匠
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 奈良の世界遺産法隆寺は4月3~5日、聖徳太子(574~622)の1400回忌法要(遠忌(おんき)法要)を営む。寺が18日、発表した。新型コロナウイルスの感染状況を見きわめながら行列の規模などを検討するという。

 聖徳太子飛鳥時代の622年2月22日に亡くなったとされる。没後1400年目の今回は、旧暦の2月22日が4月3日にあたることから日程を決めたという。

 寺によると、法要前日の2日夕、僧兵の衣装をまとった僧侶が境内をめぐり、ほら貝を吹いて法要の加護を願う。非公開という。

 3日からの法要は、金堂や五重塔のある西院伽藍(がらん)で営む。3日午後0時半ごろ、夢殿のある東院伽藍から行列をくみ、西院伽藍に進む。本尊となる太子像などを大講堂に移す。午後1時半ごろから大講堂の前で舞楽の奉納や読経をする。4、5日も同様の法要を営む。5日は法要を終えたあと行列をくみ、東院伽藍に進む。太子像などを戻す。

 これに先がけ4月1日から記念事業を始める。例年は11月1~3日だけ開ける西院伽藍上御堂(かみのみどう)と、正月三が日だけ開く東院伽藍絵殿(えでん)を9月30日まで特別開扉する。例年は4月11日から公開する夢殿の救世観音像は4月1日~5月18日に拝観できるようにする。大宝蔵殿では4月1日~6月30日に特別展示を催す。これとは別に特別展「聖徳太子法隆寺」を奈良国立博物館で4月27日~6月20日、東京国立博物館で7月13日~9月5日に開く。

 大野正法(しょうぼう)執事長は「1400年という大きな節目に一人でも多くの人にお参りしてもらいたい。ただ、新型コロナの影響が拡大し、どう対処していけばいいか、今後も検討を重ねていきたい」と話す。(岡田匠)