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 厚生労働省は18日、英国で見つかった新型コロナウイルスの変異ウイルスが、海外に滞在歴がなく、入国者との接触も確認されていない20~60代の男女3人から検出されたと発表した。経路がわからない変異ウイルスの感染例は初めてとみられ、「市中感染」した可能性があるという。

 発表では、3人はいずれも静岡県在住で、20代と40代の女性と、60代の男性。40代女性は20代女性の濃厚接触者という。3人は1月上旬に発症。新型コロナの感染が確認され、国立感染症研究所がウイルスを分析していた。3人は現在、自宅療養中という。

 厚労省によると、3人とは別の感染者に変異ウイルスの疑いがあり、感染経路を調べる過程で20代と40代の女性が浮上した。2人と同じ保健所管内の感染者を重点的に調べたところ、60代男性の感染もわかったという。会見した国立感染症研究所の脇田隆字所長は分析を強化する必要があるとしつつ、「今のところ、この地域で『変異株』が主流として広がっているわけではない」と述べた。

 このほか、昨年12月31日に英国から入国した20代男性からも変異ウイルスが検出された。国内で変異ウイルスへの感染が確認されたのは計45人となった。