[PR]

 幕末の志士・高杉晋作が愛した女性たちにスポットを当てた企画展が山口県下関市立東行記念館で開かれている。晋作の優しい一面が垣間見える展示となっている。

 展示の軸は、晋作の妻まさ、下関での晩年を支えた恋人うの、福岡での亡命生活を支えた歌人野村望東尼の3人と晋作の交流だ。

 6歳下の妻に宛てた近況を伝える手紙では、武家の妻としての心得も説いている。学芸員の松岡美帆さんは「妻に教え諭しているように見えますが、妻を恋しく思う内容の手紙も別にあります。妻を気遣う優しいエピソードは解説文で紹介しています」。

 病身となった晋作を支えたうのは、晋作の死後は墓を守った。井上馨ら晋作の仲間がうのを資金面で支えた。晋作をかくまった望東尼は晋作の死後も遺族と交流を続けた。こうした交流を展示資料や解説文からたどることができる。

 松岡さんは「晋作は筆まめな男性。書状から優しく、律義な性格がうかがえます」と指摘。「一人の男性としての晋作を想像しながらご覧頂けたら」と話している。

 3月21日まで。2月6、13、21、28日、3月7日に松岡さんが展示解説をする。定員各5人(先着順)。申し込みは記念館(083・284・0212)へ。(井石栄司)

関連ニュース