四国初、バイオ燃料路線バス 1号はアンパンマンバス

清野貴幸
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 微細藻類ミドリムシなどを原料とする次世代バイオディーゼル燃料を使った路線バスが、18日から高知県香美市内を走り始めた。ミドリムシは成長過程で二酸化炭素を吸収するため、環境への負荷が比較的少ないと見込まれるという。

 導入されたのはJR土佐山田駅と、アンパンマンミュージアムに近い美良布を結ぶ大栃(おおどち)線(11・5キロ)。運行するジェイアール四国バス(高松市)が、バイオベンチャーのユーグレナ東京都)が開発を進める「ユーグレナバイオディーゼル燃料」を採用した。

 ユーグレナによると、このバイオ燃料ミドリムシから抽出した油脂と使用済み食用油を原料とし、市販の軽油に混ぜて給油。エンジンへの悪影響はない。バイオ燃料も燃焼時に二酸化炭素を排出するが、光合成による吸収分と相殺されるとみなすことが可能で、導入するのは四国初という。

 土佐山田駅前では18日、出発式があり、ジェイアール四国バスの吉良次雄社長らが、車体にアンパンマンをデザインした「1番バス」にバイオ燃料を給油。バスは地元の幼稚園の園児たちを乗せて近くを試運転した。

 ジェイアール四国バスによると、バイオ燃料で路線バスを運行するのは初。軽油に比べ割高なため、運行距離の短い大栃線で試験的に導入したという。19日から大栃線(1日往復13便)のバスがすべてこのバイオ燃料を使って走る。(清野貴幸)