シンガポールと甲賀、個性豊か障害者アート

奥平真也
[PR]

 シンガポール滋賀県甲賀市の障害者アートを集めたアール・ブリュット交流作品展「アラマ!Alamak!」が、甲賀市水口町水口のあいこうか市民ホール展示室で開かれている。甲賀市の34人とシンガポールの5人が手がけた、個性豊かな作品約120点が並ぶ。

     ◇

 アール・ブリュットは、既存の美術教育や文化潮流とは無縁の芸術作品を指す。甲賀市は、東京パラリンピックシンガポール選手を受け入れる「共生社会ホストタウン」に登録されており、関連事業として市教委が作品展を企画した。

 市内からは、福祉事業所「やまなみ会やまなみ工房」と「しがらき会信楽青年寮」の障害者が参加した。シンガポールは、障害者アートの団体から出展があったという。タイトルの「Alamak!」は、シンガポールで使われているマレー語で日本語の「あらま!」と同じ意味、同じ発音という。

 やまなみ工房の山際正己さんは、陶土で作った小さな地蔵を約千個並べた作品「正己地蔵」を出展。神山美智子さんの絵画「6人の巨人となかま」は、6人の巨人の背景に小さな人間がびっしり描き込まれている。シンガポールからは、シンガポールの街やジャンク船などの風景を写実的に描いた絵などが出展されている。

 やまなみ工房施設長の山下完和(まさと)さん(53)は「一人ひとりの個性あふれる世界を見て欲しい」と来場を呼びかけている。

 23日まで、入場無料。問い合わせは市教委社会教育スポーツ課(0748・69・2253)へ。(奥平真也)