精神病床で70人感染のクラスター マスク嫌がる患者も

有料会員記事新型コロナウイルス

山崎毅朗、伊藤宏樹
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 山口県下関市は18日、新たに88人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち68人は宇部市船木の「扶老会(ふろうかい)病院」の精神病床に入院する患者と職員で、県は院内でクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。県は療養か精神病床のみを持つ県内約100の医療機関を対象に25日までに緊急の実地検査を進める。県内で確認された感染者は延べ921人になった。

 県健康増進課によると、扶老会病院は274床すべてが精神病床。16日に50代の職員2人の感染が確認された。それを受け、2人が勤務する病棟の患者58人と職員30人、出入り業者7人の計95人を検査した結果、50~90代の患者48人と、20~60代の職員20人の計68人の感染が判明した。いずれも軽症か無症状で、クラスターの規模は70人になる。

 感染が確認された患者48人は環境の変化に配慮し、当面は病院で治療を続ける。県は医師と感染管理認定看護師でつくるクラスター対策チームを派遣し、さらに患者と職員計300人ほどの検査を進め、感染拡大防止の指導をしている。

 精神科病院では投薬にとどまらない治療が行われる。この病院でも複数の患者が集団で作業したり会話したりする治療が行われていた。マスクの着用を嫌がる患者や、落ち着かない患者に接して看護や介助をすることも多いという。

 石丸泰隆課長は「マスクを着けない患者がいるといった精神病床ならではの感染予防の難しさはあったと思うが、早期発見ができなかったのかは検証する必要がある」と話した。

 周南市サービス付き高齢者向け住宅クラスターでは、湯野温泉病院に入院する80~100歳代の3人の感染が判明した。一連の感染者は43人になった。

 18日はほかに宇部市で5人、下関市山口市で各4人、周南市3人、岩国市1人の感染も発表された。

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