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 旭川医科大学(北海道旭川市)での新型コロナウイルス患者の受け入れをめぐり、吉田晃敏学長が不適切な発言をしたなどとされる問題で、同大の元助教授らが吉田学長の解任を求める署名活動を始めた。ネットを通じて署名を募り、文部科学相や同大の学長選考会議などに提出するとしている。

 署名活動を始めたのは、同大元助教授の水元俊裕さん(81)や道内外の医師ら。「吉田晃敏旭川医科大学学長のリコールを求める全国有志の会」を発足させ、ホームページを開いた。請願書をダウンロードし、署名は郵送かファクスで送る。3月末まで呼びかけるという。

 問題をめぐっては、同大学病院の古川博之院長が朝日新聞の取材に対し、昨年11月にクラスター(感染者集団)が発生した同市内の吉田病院から新型コロナ患者を受け入れる許可を吉田学長に求めた際、「学長から『受け入れてもいいが、その代わりにお前がやめろ』と言われた」などと証言した。文科省がこれらの発言などについて事実確認をしている。

 水元さんは「患者の受け入れを拒否するなんて医者として許されない。長期にわたって学長の座に居座り、独断専行の人事をするなど大学を私物化しており、大学がガバナンス不全に陥っている」と話した。(井上潜)