ドコモ口座事件、全容解明へ 利便性と安全の両立に課題

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山口啓太、吉岡資
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 NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を使って銀行の預金が不正に引き出された問題で、警察が詐欺容疑などで中国籍の男女らの摘発に乗り出した。警察は組織的な犯行とみて、全容解明を目指す。

 NTTドコモによると、2019年10月~20年10月、全国の地銀やゆうちょ銀など11行の顧客の口座から、何者かによってドコモ口座に不正にチャージされた。計128件、総額2885万円に及ぶ。

 ドコモは19年5月、銀行口座と同一名義でなければドコモ口座と連携できないようにするなどの対策をとっていた。一方、同年9月にはドコモ口座をドコモのユーザー以外にも開放。フリーメールのアドレスでも使えるようになり、誰もがドコモ口座を開設できるようになったことで悪用されやすくなった。今回の不正引き出しの手口は主にこの後に確認された。

 ドコモは20年10月以降…

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