甲子園Vの元主将、強盗致傷の起訴内容認める 千葉地裁

福冨旅史
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 千葉県八街市で2019年4月、強盗目的で住宅に侵入し、住人にけがをさせたとして、強盗致傷などの罪に問われた無職千丸(ちまる)剛被告(21)=東京都町田市=ら20代の男4人の裁判員裁判の初公判が19日、千葉地裁であった。4人は「間違いない」と強盗致傷の起訴内容を認めた。千丸被告は花咲徳栄高(埼玉)の野球部が2017年夏の甲子園で優勝した時の主将。

 起訴状によると、4人は金品を奪う目的で、19年4月26日午後9時40分ごろ、八街市の住宅に侵入。バールでこの住宅に住む夫を殴るなどし、夫に頭蓋骨(ずがいこつ)骨折など全治約3カ月の重傷、妻の額に全治約10日の切り傷の軽傷を負わせたなどとされる。妻が大声で助けを求め、周辺住民の声が聞こえたたため、何も取らずに立ち去ったという。

 検察側は冒頭陳述で、千丸被告は他の3人と犯行時まで面識がなく、犯行を計画したのは千丸被告ではないとした上で、犯行直前に他の被告らとともに凶器を買い、同じ車で現場に行ったと指摘。計画をどの程度認識し、受け入れたかが争点とした。

 弁護側は「千丸被告は大学の野球部で先輩から受けた理不尽なしごきが原因で退学し、自暴自棄になっていた」と主張。知人から「金を運ぶ仕事がある」と誘われ参加したが、「犯行直前に車内で説明を受けるまで強盗をするとは知らず、現場でも恐怖から手が震えて暴行できなかった」などと述べた。千丸被告の被告人質問は26、27日に行われ、判決は2月4日に言い渡される予定。(福冨旅史)