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 関西空港行きのピーチ・アビエーションの機内で昨年9月、マスクの着用要請を拒んで客室乗務員らとトラブルになり、運航を妨害したなどとして、大阪府警は19日、茨城県取手市の私立大学職員、奥野淳也容疑者(34)を威力業務妨害と傷害、航空法違反の疑いで逮捕し、発表した。逮捕時、「事実は違います」と容疑を否認したという。

 捜査1課によると、奥野容疑者は昨年9月7日、釧路空港発関西空港行きの機内にマスクをせずに搭乗。新型コロナウイルス対策のため、客室乗務員がマスクの着用を求めたが応じず、周囲の乗客は奥野容疑者から離れた席に移動させられたという。

 逮捕容疑は、他の乗客から「マスクせずに乗られたら気持ちが悪い」などと言われて反発し、離陸後に客室乗務員の女性に「侮辱罪にあたる。謝罪させろ」と大声を上げて詰め寄り、腕をねじり上げて軽傷を負わせた上、同機を新潟空港に臨時着陸させるなどの対応をとらせ、ピーチ社の業務を妨げたというもの。

 府警はこうした行為が、航空法で定められた「機内の秩序を乱す安全阻害行為」にあたると判断したという。

 奥野容疑者は臨時着陸後に飛行機を降り、同機は2時間16分遅れて関西空港に到着した。

 ピーチ社は昨年9月、府警に被害届を提出。同社は逮捕を受け、「運航の安全を確保するために法令にのっとった対応をした。引き続き法令を順守し安全運航に努め、多くのお客様に快適にご利用いただけるよう取り組む」とするコメントを出した。