自民派閥、結束確認の「箱弁当」ダメ コロナで当面自粛

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大久保貴裕
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 自民党の各派閥は19日、毎週木曜昼の会合時に所属議員に振る舞う「箱弁当」を当面自粛すると決めた。そろって弁当を食べることで派閥の結束を高めるのが伝統とされてきたが、コロナ禍での感染対策として会食を控えることにした。

 各派閥の代表者が党本部に集まって決めた。麻生派事務総長の棚橋泰文衆院議員は記者団に「国民に範を示す」と説明。議員に箱弁当を提供する場合は、その場で食べずに持ち帰ってもらうことも確認した。

 自民の各派閥は基本的に、毎週木曜正午から永田町周辺の派閥事務所で所属議員の意見交換会を開催。近くの仕出屋や料亭などの弁当を用意するのが慣例とされてきた。「箱弁当」は派閥政治の象徴でもあり、昭和時代に権勢を振るった旧田中派では「一致団結、箱弁当」とのかけ声も生まれた。

 旧田中派の流れをくむ竹下派は、この日の決定に先立って14日から箱弁当なしの会合に切り替えた。「さびしい」(若手)との声も出たが、同派事務総長の山口泰明・党選挙対策委員長は「弁当があると、持ち帰りでも議員同士で食べてしまうかもしれない」として理解を求めた。(大久保貴裕)

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