第5回広告収入よりも…ジャパネット元社長、長崎ユニへの思い

有料記事核といのちを考える

聞き手・伊藤繭莉
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■高田明さん(ジャパネットたかた創業者)

 経営危機にあった(サッカーJ2の)V・ファーレン長崎が、ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)の傘下になったのは2017年でした。みんなで話し合い、平和に対するメッセージとして、「愛と平和と一生懸命」を掲げました。

 長崎や広島にあるチームは世界のどのチームよりも、平和に関しては先陣を切って発信できるんじゃないかなと思ったんです。

 毎年、選手や監督、コーチ陣は被爆者の話を聴き、長崎原爆資料館に行き、選手が作った折り鶴も納めています。選手自身に発信力があるので、10人に、そして100人にと広がっていくと思います。

 私も全国のほとんどのアウェーの試合に行き、サポーターと話したり、写真を撮ったりすることを通じて、平和のメッセージを伝えてきました。一つのチームから、平和のメッセージが10、20のチームに広がっていけば、すごいパワーになると思います。

 サンフレッチェ広島との試合は「平和祈念マッチ」と銘打って、「高校生平和大使」らに選手入場の際のエスコートしてもらい、サポーターに鶴を折ってもらいました。

 チームが傘下になった約6カ…

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核といのちを考える

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