庭園日本一、18年連続であの美術館 米国専門誌が選出

小西孝司
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 島根県安来市古川町の足立美術館が、米国の日本庭園専門誌「数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」による2020年の日本庭園ランキングで1位に選ばれた。日本一になるのは18年連続。同館が18日発表した。

 専門誌はダグラス・ロス氏が日本庭園を世界に紹介するために1998年に創刊。2003年に始まったランキングは、全国の日本庭園1千カ所を世界各国の庭園や造園の専門家らが調査し、上位50位を公表している。

 足立美術館は昨年開館50年を迎えた。日本庭園は著名庭園家が設計したが、創設者の足立全康(ぜんこう)氏が独自に手を加えていった。枯山水庭や苔(こけ)庭、白砂青松庭などからなり、総面積は約17万平方メートル。約800本の赤松と約80本の黒松のほか、サツキやツツジ、モミジなどが植栽されている。専属の庭師7人が手入れし、職員約50人が365日、毎朝清掃する。

 足立隆則館長はコロナ禍を踏まえ、「こういう時世だからこそ、何事も前向きにとらえ、皆様にご満足いただけるよう最善を尽くすのが、当館の役目」とし、「人の往来もままならない厳しい時節ですが、一日も早く事態が収束し、一人でも多くの方に日本一の庭園のすばらしさをご堪能いただきたい」とのコメントを出した。

 2位は京都府の桂離宮。県内では、3位に皆美館(松江市)、25位に由志園(同)、26位に湯之助の宿長楽園(同)、27位に康国寺(出雲市)、42位に佳翠苑(かすいえん)皆美(松江市)、44位にさぎの湯荘(安来市)が入った。(小西孝司)