ワクチン接種後、高齢者23人死亡 持病も ノルウェー

新型コロナウイルス

ロンドン=下司佳代子
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 北欧ノルウェーで、新型コロナウイルスのワクチンを接種した高齢者23人が接種から6日以内に亡くなった。保健当局は19日、「これまでのところ、ワクチン接種が死亡リスクを高めたという分析結果は出ていない」という。

 保健当局の発表によると、同国内では14日までに4万3740人が米製薬大手ファイザーと独バイオ企業ビオンテックが開発したワクチンの接種を受けた。高齢者23人は13日までに死亡が確認され、多くは持病などがあり、介護施設に入所中だったという。

 保健当局者は「一般的な副反応が、一部の患者にとっては、より深刻な経過につながった可能性がある」と指摘する一方、施設入居者の平均余命は短く、毎週300人以上が亡くなっており、ワクチン接種によって死亡リスクが高まったという分析結果は出ていないと、主張している。

 医薬品当局も19日、「ワクチン接種の戦略は変えない」とした。ただ、発熱や吐き気といった、接種から数日以内にみられる一般的な副反応であっても、重い持病を持つ人たちの場合、より深刻な経過をたどり、命に関わる事態になりうると注意喚起した。接種前に、ワクチンのメリットが副反応のリスクを上回るかどうか慎重に判断するよう求めている。(ロンドン=下司佳代子)

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