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 飲酒運転の阻止や検挙に貢献したとして、福岡県警朝倉署は15日、酒店経営の梅野久利さん(66)=朝倉市=とレッカー業の国武敏雄さん(46)=うきは市=に感謝状を贈呈した。2人は「お客さん」が飲酒運転しようとしたのを見逃さず制止し、通報に踏み切った。

 梅野さんは昨年10月、経営する酒店の角打ちコーナーで飲酒した60代の男性が、車で帰ろうとするのに気付いた。「絶対車はだめやから」。自分の車に男性を乗せ、自宅まで送り届けた。だが約30分後、またその男性が店に現れ、車で帰ろうとした。梅野さんは男性の車が動けないように自分の車をギリギリまで近づけ、警察に通報した。

 国武さんは昨年11月、50代男性から「バッテリーが上がった」と連絡を受け、朝倉市内の駐車場に向かった。男性は酔っていたが、修理が終わると車で帰ろうとした。国武さんは署に通報して時間稼ぎをしたが、男性は車で走り去った。何度か同じ男性に対応したことがあった国武さんは、署員に男性の住所を伝え、検挙につなげた。

 梅野さんは、「酒を出す側として当然の行動をした」と振り返る。国武さんは「今後も酒の臭いがしたら通報するよう従業員に呼びかけたい」と話した。(川辺真改)