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 「飛距離はカネで買える」。そうささやかれるほど、軟式野球用のバットが進化を遂げている。ボールを飛ばす技術に革命をもたらしたのは、2002年に登場した1本のバットだ。そこから各メーカーの開発競争は今も続き、バットの性能と比例するように、価格もぐんぐんと上がっている。

 「バコン」という鈍い音を残して高々と上がった打球は、本塁から91メートル先の左翼ポールの最上部に当たった。

 昨年11月、都内の野球場。軟式球で特大のホームランを放ったのは、大リーグ、ミネソタ・ツインズで活躍する前田健太投手(32)だ。

 手にしているバットは、スポーツメーカーのミズノが開発したばかりの「ビヨンドマックスレガシー」(昨年12月発売)。これを使い、打撃も大好きな前田投手が、人気野球ユーチューバーのトクサンと本塁打競争をする企画だ。

 競い合ったのは、5分間で何本の本塁打を打てるのか。身長185センチの前田投手が4本を放ったのに対し、身長171センチのトクサンも4本塁打。2人とも、軽々とフェンスを越える打球を放った。「これだけ軟式のボールを打ったのは小学生以来」という前田投手。「子どもの頃のバットと違って、すごく遠くに飛ぶ。どんどんバットが進化している。やっぱり、飛ぶ方が楽しいですね」と笑った。

 「軟式=飛ばない」

 これは約20年前までのイメージだ。石のようにかたい硬式球に比べ、ゴム製の軟式球は金属製バットで打つと変形してしまい、反発力をロスしてしまうからだった。

 だが、ミズノが02年に発売し…

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