塩入彩
被害者の尊厳を踏みにじり、心身に深刻な影響を与える性暴力。その被害者を早く相談や支援につなげられるよう、全国に整備されてきたのが「ワンストップ支援センター」です。ただ、現場からは支援員たちの「熱意」頼みの現状が見えてきます。
1月上旬の午前9時前。滋賀県草津市の南草津野村病院(野村哲哉理事長)で、院内を巡回中だった西川貴子看護部長(49)の携帯電話が鳴った。
「もしもし、ホットラインSATOCO(サトコ)です。どうされましたか」
電話の相手は、子どもが性被害に遭ったという母親だった。相談の内容を聞くため、電話をつないだまま看護部長室がある3階まで階段であがり、必要な支援につなげるための情報を聞き出した。
SATOCOとは、県、県警、…
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朝日新聞社会部