第15回社交の場と化した次官会議 「官僚支配」やり玉で落日

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【動画】安倍政権とはなんだったのか――。7年8カ月に及ぶ「最長政権」の権力の源泉が、人事権をフル活用した官僚の統治でした。その内幕を長期連載でひもときます。
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 民主党は政権を奪ってまもなく、「官僚支配の象徴」として事務次官会議を廃止した。その後、「次官連絡会議」として復活したが、かつてのような力はない。出席者の本音とは……。

「未完の最長政権」第1部第15回

 第2次安倍政権以降、毎週金曜に首相官邸で開かれる「次官連絡会議」。各府省庁の事務方トップである事務次官が集まる。10分間で昼食を終え、20~30分間話し合う。司会は事務の官房副長官である杉田和博が務める。

 現職の事務次官は言う。「かつての事務次官会議が復活したように見えるが、中身は全然違う。官邸から下りてくる話を聞くだけ。次官側から話題を出すこともあるが、事後報告や雑談がほとんど。何も大事な決定はなされない」。次官経験者は「せっかく杉田さんが出ているのに『しーん』とするわけにもいかないと思って無理やり話題を作ったこともある」と明かす。

プレミアムA「未完の最長政権」

「1強」と呼ばれた安倍政権は、強い官邸をめざした改革の到達点だった。それは後手に回ったコロナ対応の遠因にもなった。安倍政権の内実に迫る長期連載です。

 第2次政権発足2日後の20…

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連載未完の最長政権-安倍政権から菅政権へ(全19回)

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