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 16、17日にあった大学入学共通テスト第1日程の平均点(中間集計)を、大学入試センターが20日発表した。同じ教科で各科目の平均点に大きな差が出た場合に行う得点調整は、20点以上の差が出た化学と生物で実施される可能性がある。コロナ禍もあり、病気などを理由に追試験が許可された人は過去最多の1729人に上った。

 採点が済んだ受験者23万5267人分の平均点が公表された。大学入試センター試験に代わり初めて実施された共通テストは、当初予定された国語と数学への記述式問題の導入や英語民間試験の活用は見送りになったが、身近な話題を扱い、複数の資料や図を読み解く問題が各教科で多く出た。昨年のセンター試験の確定結果と比べると、数学Ⅰ・数学Aは7・32点高い59・20点、数学Ⅱ・数学Bは13・82点高い62・85点となった。中間集計段階では、生物や倫理の平均点は過去最高に、政治・経済は過去最低となった。

 得点調整は、1万人以上が受験した科目のうち、同じ教科内で20点以上の差が出た場合に検討される。今回は化学と生物の差が20・34点で、22日に実施の可否が公表される。

 コロナ禍をうけ体調不良者は追試験に回るよう呼びかけられ、全都道府県に追試験会場も設けられたため、追試験の許可を受けた人は昨年(278人)の約6倍の1729人となった。再試験は、暴風雪で16日の試験が中止となった北海道の稚内北星学園大での受験生ら計116人が対象となった。第1日程の追試験・再試験と、コロナ禍の休校で授業が遅れた現役生が選択した第2日程は30、31日にある。(伊藤和行)

大学入学共通テスト第1日程の平均点(中間集計)

教科         科目     平均点(昨年の大学入試センター試験の確定平均点)

国語(200点)   国語     116・05(119・33)

地理歴史(100点) 世界史A     46・97(51・16)

           世界史B     65・79(62・97)

           日本史A     50・16(44・59)

           日本史B     66・06(65・45)

           地理A      60・88(54・51)

           地理B      62・52(66・35)

公民(100点)   現代社会     54・34(57・30)

           倫理       71・76(65・37)

           政治・経済    51・32(53・75)

           倫理、政治・経済 69・18(66・51)

数学①(100点)  数学Ⅰ      39・54(35・93)

           数学Ⅰ・数学A  59・20(51・88)

数学②(100点)  数学Ⅱ      40・62(28・38)

           数学Ⅱ・数学B  62・85(49・03)

           簿記・会計    45・98(54・98)

           情報関係基礎   59・67(68・34)

理科①(50点)    物理基礎     38・12(33・29)

           化学基礎     25・60(28・20)

           生物基礎     30・17(32・10)

           地学基礎     34・71(27・03)

理科②(100点)  物理       58・89(60・68)

           化学       52・80(54・79)

           生物       73・14(57・56)

           地学       47・06(39・51)

外国語(100点)  英語リーディング 60・35(*58・15)

           英語リスニング  57・23(*57・56)

外国語(200点)  ドイツ語     118・96(147・90)

           フランス語    131・08(138・41)

           中国語      160・91(167・41)

           韓国語      142・76(147・50)

*センター試験の英語の配点(筆記200点、リスニング50点)を各100点満点に換算した点数