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 暴力団・神戸山口組と山口組の対立抗争を受け、「警戒区域」に指定されている岡山市内で、多数の組員で集まって会食をしたとして、岡山県警は20日、神戸山口組系の組幹部ら10人を暴力団対策法違反(多数集合)の疑いで逮捕し、発表した。

 県警によると、2012年の同法改正で導入された多数集合容疑での逮捕は全国初という。県警は10人の認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は昨年12月25日午後1時前から1時間余り、岡山市南区の飲食店に集まり、神戸山口組系の組織に属する13人らで会食したというもの。行方が分からない神戸山口組系組長の横森啓一容疑者(59)ら3人について、県警は暴対法違反容疑で全国に指名手配した。

 岡山市では昨年5月、山口組と神戸山口組の抗争を背景にした銃撃事件が北区の繁華街で発生。県公安委員会は同7月、両組織を暴対法に基づく特定抗争指定暴力団とし、組員が組事務所へ立ち入ったり、おおむね5人以上集合することなどを禁じたりする警戒区域に岡山市を指定していた。