「蔵出し しもつみかん」出来上々 海南・下津 

下地毅
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 和歌山県海南市下津町のブランドミカン「蔵出し しもつみかん」の出荷が大忙しの時期をむかえた。JAによると「糖度が高く、量も多く、いいミカンができました」という。

 下津町下にあるJAながみねしもつ営農生活センターには20日、農家が次々と運んでくる「蔵出し」の「山」ができた。JAによると、下津町の多くの農家が「蔵出し」を手がけていて、このうちJA下津柑橘(かんきつ)部会の会員350戸の今年の出荷量は去年より29%増の3500トンになりそうだという。

 急傾斜地で栽培されている「蔵出し」とは、毎年12月に収穫したあと木箱に入れて木造土壁の蔵で熟成させたものを指す。毎年1月から3月にかけて出荷する昔ながらの「下津蔵出しみかんシステム」は、農林水産大臣が認定する日本農業遺産でもある。

 センターの井上一さんは「昨年は梅雨明けが遅くて心配しましたが、夏場の高温と乾燥で糖度が上昇しました」と話した。(下地毅)