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 宮城県大崎市古川小林の東北道下り線で19日に起きた多重事故では、約140台の車が立ち往生する事態に陥った。県警が事故の要因と見るのが、雪で視界が悪くなる「ホワイトアウト」だ。直面したらどう対処すれば良いのか。

 仙台管区気象台によると、事故が起きた現場周辺では、「地吹雪」が起きる条件がそろっていた。地表に積もった雪が強風で巻き上げられる現象で、雪が降っていないのに視界不良を引き起こす。

 具体的には、①気温が零下になるほど冷え込み、乾燥することで軽くさらさらなパウダースノーが積もる。②周囲にビルや山など風をさえぎる障害物がなく、雪が固まらないうちに強い風が吹く、などだ。

 実際、周辺は一帯が田畑で、当日未明に雪が降っていた。正午ごろの気温は零下3・6度で、積雪量は10センチ。付近では最大瞬間風速27・8メートルという記録的な強風を観測した。1時間後の積雪量は6センチに減っており、その分が風に吹き飛ばされた可能性がある。

 日本自動車連盟(JAF)によると、地吹雪などでホワイトアウトになると、ひどいときには数十センチ先も確認できなくなり、前後左右だけでなく、上下の感覚さえ失うという。

 視界不良になった場合、一般的には他の車から見えるようにハザードランプを点灯させ、路肩などに停車するのが望ましいという。ただ、担当者は「今回のような高速道路の場合だと、安全に停車する場所がなかったかもしれない」と話す。前がよく見えないまま、速度を落としてハザードをつけながら進まなければならない。

 「あらかじめ悪天候が予想されたら、安全な場所で回復するまで待機することも検討して欲しい」

 路上で立ち往生を余儀なくされた場合への備えも必要だ。車内に、防寒着や雪かき用のスコップのほか、牽引(けんいん)ロープなどを常備すべきだという。停車する際には、定期的にマフラーの排気口周辺の除雪が必要。大量の降雪で排気口がふさがれ、一酸化炭素中毒を招く恐れがあるという。

 担当者は「暴風雪が予想される場合は、不要不急の外出を控えるのが一番」と話す。(大宮慎次朗)

■約50台の車…

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