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 2020年の司法試験について、法務省は20日、3703人(前年比763人減)が受験し、1450人(同52人減)が合格したと発表した。受験者、合格者とも、受験資格を原則として法科大学院修了生に限った06年以降で最も少なかった。このうち、院を修了せず例外的に受験資格を得られる「予備試験」通過者の合格率は89.36%と過去最高で、修了生の32.68%を大幅に上回った。

 受験者の減少に歯止めがかからない中、経済的事情などで院に進学できない人向けに設けられた制度が、学費や時間の負担を軽くできる「抜け道」になっている実態が鮮明になった。

 20年の司法試験は新型コロナウイルスの影響で延期され、例年より3カ月遅い8月に実施されたが、延期による受験者数への影響はわずかだったという。同省によると、合格率は39.16%(同5.53ポイント増)。法科大学院を修了した合格者は1072人、予備試験からは378人が合格した。合格者全体のうち男性は1083人、女性は367人。平均年齢は28.4歳で、最年長は69歳、最年少は20歳だった。

 政府は、法科大学院を希望する優秀な人を増やそうと、新たに「法曹コース」を創設し、法学部入学から法曹資格の取得まで現行より2年短い最短約6年で済む制度を導入している。(伊藤和也)

各法科大学院修了生と予備試験通過者の合格状況

※合格率(%)順。丸カッコ内は…

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