「核のボタン」、引き継ぎが複雑に トランプ氏不出席で

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ワシントン=渡辺丘
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 米大統領が20日正午に交代することに伴って、核兵器の使用を決定する「核のボタン」がトランプ大統領からバイデン次期大統領に引き継がれる。通常であれば対面で行われるが、トランプ氏バイデン氏の就任式に出席しないため、遠隔による異例の引き継ぎとなる。

 「核のボタン」は、核兵器を発射するための認証コードが入ったかばんで、「核のフットボール」とも呼ばれる。大統領が移動する際、このかばんを持った米軍の兵士が行動を共にする。

 米メディアによると、トランプ氏が就任式前にワシントンを離れ、フロリダに向かったため、二つのかばんが準備された。20日正午になればトランプ氏のかばんに入っているコードを無効とし、バイデン氏が大統領として宣誓すれば、速やかにバイデン氏のコードを有効化する措置をとるという。核兵器に詳しいスタンフォード大学のスコット・サガン教授はニューヨーク・タイムズの取材に「新旧大統領が同じ場にいれば、切れ目のない移行ができ、敵がつけ込むのを難しくする。就任式に出席しない判断は、プロセスを不必要に複雑化する」と語った。

 米国では核兵器を使うかどう…

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