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 滋賀県東近江市の市立中学校で、生徒の氏名とそれぞれの受験校を書いた書類が生徒に配られていたことが学校への取材で分かった。学校は「配慮に欠けていた」として書類を回収し、生徒や保護者に謝罪した。

 学校によると、高校入試で面接がある学校を受ける3年生約30人を対象に今月、集団面接の練習を実施した。その練習について説明する際、進路指導担当の教員が約30人の氏名と受験校が記されている書類を配ってしまったという。

 配布を知った校長の指示で教員が手分けして生徒宅を訪れ、書類を回収。後日、生徒を集めて教頭らが「受験校名を書いた書類を配ったのは不適切だった」と謝罪した。

 校長は「生徒や保護者に受験校を知られたくないという思いはある。配慮に欠けていた」と取材に答えた。配った教員は「指摘を受けて、(他人に知られたくないと)そう思う人もいると気づいた」と反省しているという。

 市教育委員会は「受験シーズンを前に不安にさせて大変申し訳ない」と話している。(寺崎省子)