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 新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、ワクチン接種やPCR検査を優先的に受けられると持ちかけて現金を要求する不審電話が今月、兵庫県内で2件確認された。県警は「新手の特殊詐欺の可能性がある」と注意を呼びかけている。

 県警によると、芦屋市内の80代女性宅に6日、保健所職員を名乗る男から「ワクチンを優先的に受けられる」「10万円を振り込んでほしい」と電話があった。9日には同市内の別の80代女性宅に、保健福祉局職員を名乗る男から「PCR検査を優先的に受けられる」「5万円を振り込んでほしい」と電話があった。2人とも不審に思って芦屋署に相談し、被害はなかった。

 県内に緊急事態宣言が再び出されたこともあり、同様の不審電話が増える恐れがある。県警は「保健所が個人に対し、ワクチン接種のあっせんや金銭を要求することはない」などと警戒を呼びかけている。(足立優心)

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 「コロナのワクチンを打つための予約金を支払って」――。2月以降に国内で接種が始まる予定の新型コロナウイルスワクチンを巡り、愛知県内の高齢者宅に不審な電話がかかってきたことが確認された。県警は「詐欺なので応じないで」と呼びかけている。

 県警生活安全総務課によると、今月17日正午ごろ、愛西市の80代男性宅に、男の声で「コロナのワクチンを打つには予約が必要。予約するために予約金を払ってください」という電話があった。同日午後6時ごろには女の声で同様の電話がかかってきた。男性は応じずにすぐ電話を切ったという。

 こうした不審電話は東京都内でも確認されている。県警は、現時点で新型コロナワクチン接種に関する具体的な手続きは決まっていないとして、不審な電話を受けたら最寄りの警察署に知らせてほしいとしている。(高絢実)