米製薬大手ファイザーと独バイオ企業ビオンテックは20日、共同開発した新型コロナウイルスのワクチンが、英国で最初に見つかった感染が広がりやすい変異ウイルスにも有効だという実験室での研究結果を発表した。
この変異ウイルスは、ウイルスの表面でヒトの細胞に感染する際に重要な役割をする突起のような「スパイクたんぱく質」に複数の変異がある。両社によると、研究では、この変異ウイルスと同じ特徴を持った実験用の疑似ウイルスを作成。これまでの臨床試験(治験)に参加してワクチン接種を受けた16人の血清に含まれる抗体は、この疑似ウイルスに対して、変異していない従来のウイルスと同じ程度に感染を阻害することが確認できたという。
世界保健機関(WHO)による…
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朝日新聞社会部