画家の安野光雅さんが昨年12月24日、94歳で亡くなった。雑誌の対談などで安野さんと交わした言葉を胸に刻む作家・エッセイストの阿川佐和子さん、京都府京丹後市の「森の中の家 安野光雅館」を設計した建築家の安藤忠雄さんが、安野さんへの思いを語った。
温かくて、穏やかで、時に鋭いことをおっしゃる方だった。1996年に雑誌の対談でお会いしたのが初めてだった。出っ腹で得なことを挙げた「出っ腹の十得」について面白おかしく話してくださった。「孫を雨宿りさせられる」とか「カメラのフィルム交換をするときに机代わりになる」とか。「欠点だと思っていることをプラスに転じさせる楽しみ」を教えられた。いろいろ大切なことを教わった。何の目的がなくても会いたい人だった。
平家物語をテーマにした作品で…
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