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 大分県と大分市は21日、1日あたりでは最多となる33人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。これまでは昨年12月11日と今月6日の26人が最多だった。別府市の新別府病院で患者や看護師計9人、中津市の住宅で会食した親族10人の感染が確認され、県はそれぞれクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。

 新別府病院では、20日に看護師の感染が確認され、勤務する病棟の入院患者とスタッフ計83人をPCR検査して、さらに患者7人と看護師2人の感染が分かった。これを受け、別の病棟の全スタッフ412人の感染状況を調べる。県によると、医療機関でのクラスターは県内6例目になる。

 親族の会食は、20日に感染がわかった中津市の家族4人の調査から判明。この家族らと10日に会食した親族12人のうち10人の感染が確認された。手指の消毒や換気に心がけていたが感染を防げなかったという。

 また、すでにクラスターと判断されている日出町のサンライズ酒井病院では、入院患者と看護師の感染が確認された。同病院の感染者は計19人になった。

 感染確認者の居住地は、中津市10人、大分市8人、別府市6人、日田市3人、杵築市と国東市が各2人、豊後大野市と日出町が各1人。県内で確認された感染者は計988人になった。緊急事態宣言区域の福岡県をはじめ、周辺県で感染者が急増する中で、比較的落ち着いた状況にみえた県内だが、一気に33人の感染が判明した。県感染症対策課の藤内修二課長は「これだけ多くの感染者が出て、周辺を調べるのでしばらくは感染者が多くなると予想される。今後の感染拡大の状況を警戒感を高めて注視していきたい」と話した。(中島健)

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