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 パナソニックは、新型コロナウイルスのワクチンの輸送や一時的な保管ができる保冷ボックスを開発した。超低温での保存が必要となる米製薬大手ファイザーなどが共同開発したワクチンにも対応する。3月にも製薬会社や関連業者に見本品の提供を始め、その後、リース方式での販売をめざしている。

 開発した保冷ボックスは容量が120リットルと57リットルの2種類。120リットルのタイプは外気温が30度でも、ドライアイス34キロを詰めれば、零下70度以下の状態で最長18日間保存できるという。

 パナソニックが冷蔵庫などの製造で培った省エネ技術を生かした。継ぎ目をなくすことで冷気の漏れを防ぎ、断熱材に発泡ウレタンやグラスウールを使って保冷能力も高めたという。

 日本への供給が予定されるワクチンは輸送時も含めて低温での保存が条件。ファイザーと独バイオ企業のビオンテックが共同開発したワクチンは零下70度、米バイオ企業モデルナ製は零下20度ほどを保たなければならないという。(井東礁)

拡大する写真・図版パナソニックが開発した真空断熱保冷ボックス「ビクセル」=同社提供

拡大する写真・図版パナソニックが開発した真空断熱保冷ボックス「ビクセル」の内部=同社提供