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 囲碁名人戦リーグ第2ラウンドは21日に2局打たれ、前名人の芝野虎丸王座は本木克弥八段に黒番半目負けし、開幕2連敗となった。もう1局は許家元八段が安斎伸彰七段に黒番2目半勝ちし、こちらは開幕2連勝。ともに優勝候補の「令和三羽ガラス」だが、明暗分かれる出だしとなった。

 芝野―本木戦は序盤から戦いらしい戦いのないままヨセ勝負となり、勝利の女神は本木にほほ笑んだ。芝野は第1ラウンドの対許戦に続く半目負け。かつて剛腕で鳴らした本木は、自ら仕掛けない「我慢の碁」に棋風改造。その特長がよく出た一局をものにし、リーグ成績を1勝1敗の五分に戻した。

 もう一局は許が安斎との難戦を制し、首位の一力遼天元に2勝0敗の同スコアで並んだ。ふたりは2月11日の第3ラウンドで直接対決する。前期も前半戦で全勝対決し、これを制した一力が最後まで優勝争いに残った。許は「全勝といってもまだ2勝だけ。先は長いが、一力さんには前期のリベンジをしたい」と話した。

 許は十段戦挑戦者決定戦にも進出するなど、好調をキープ。一力もこの日あった本因坊戦リーグを勝って4勝無敗とし、単独首位に立つなど絶好調だ。ふたりの直接対決は、リーグ戦のゆくえを占うヤマ場となる。

 初リーグの安斎は0勝2敗となり、芝野同様、厳しい立ち上がりとなった。