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 核兵器を史上初めて非人道的で違法とする核兵器禁止条約が22日発効した。1度でも使われれば壊滅的な被害をもたらす核兵器が地球上に1万3千発以上残る中、停滞する核軍縮を加速できるか注目される。

 核兵器の使用、保有、開発、実験などを一切禁じる内容で、21日現在、批准国・地域は51。核保有国や日本を含む「核の傘」に依存する国々は署名・批准していない。条約を推進した国際NGOは「核は違法」という規範が広がることで、核保有国が非人道的な核を持ち続けていることへの説明責任が強まり、核軍縮にこれまで以上に取り組まざるを得なくなると期待する。

 条約には、世界の核実験の被害者の支援や環境汚染の改善を進める規定もある。(武田肇)