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 昨年12月、評論家の宅八郎さんが8月に57歳で亡くなっていたことがわかった。1990年代、長髪に銀縁メガネ、マジックハンドとアイドルのフィギュアを持つスタイルで「おたく評論家」としてテレビに出演、強烈なインパクトを残した。30年以上の交流があり、『オタクとは何か?』の著者であるノンフィクション作家の大泉実成さんに、「オタク」イメージの変遷と宅さんがもたらした影響について聞いた。

 ――宅八郎さんとは、いつ出会ったんですか。

 僕が1988年に書いた「説得」という本の書評をしたいからということで、雑誌「SPA!」のライターとしてやってきたんです。「宅八郎」を名乗る前ですね。

 そんなに大きくない記事でしたが、ものすごく丁寧なインタビューを受けました。しかも、あとで見たのですが、インタビューを全部、手書きで起こして、その中から短い記事を書いていた。ものすごい密度で、こいつはとんでもないな、と。書かれる側でしたが、感服しました。

 ――91年刊行の宅さんの著書「イカす!おたく天国」の年表だと、「おたく評論家宅八郎」としてのデビューは、90年です。

 「宅八郎」と名乗ってテレビに…

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