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 南米ブラジル・リオデジャネイロで恒例のカーニバルのパレードが今年は中止になることが決まった。リオデジャネイロのパエス市長が21日、発表した。パレードは当初2月開催の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、7月に延期されていた。

 毎年2月ごろに行われるカーニバルには国内外から数百万人が訪れ、華やかなパレードはメインイベントだ。しかし、市長はツイッターに「(パレードの)準備に時間がかかるが、今はできない。2022年に、みんながワクチンを受けたらやろう」と投稿し、7月の開催も断念する意向を明らかにした。

 パレードの主催団体は延期を決めた昨年9月、新型コロナのワクチン接種が実施の条件としていた。ブラジルでは今月17日からワクチンの緊急使用が始まったが、国民全体に行き渡るには、しばらく時間がかかると見られている。

 ブラジルの累計感染者数は今月21日までに869万人、死者は21万4千人を超えた。米ジョンズ・ホプキンス大によると、累計の感染者数は米、インドに次いで世界で3番目、死者数は米国の次で2番目に多い。(サンパウロ=岡田玄)