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 かつては「意中の相手に思いを伝える日」だったバレンタイン。いま、10代の若者の間では別の意味を持つようです。この15年ほどで激変したバレンタイン事情って? コロナ禍の今年は? 新垣結衣さんや川口春奈さんもモデルとして活躍し、中学生に大きな影響力を持つ雑誌「nicola(ニコラ)」の小島知夏(ともか)編集長に聞きました。

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 中学生の間では、バレンタインといえば手作りのチョコを友達どうしで配り合う日、というのがトレンドだと思います。男の子を呼び出して告白しながらチョコを渡す――というシチュエーションは激減しているのではないでしょうか。

 こうした友達どうしで配り合うチョコは「友チョコ」と呼ばれ、ニコラの毎年恒例のバレンタイン特集でも、多くのページを割いてきました。読者の平均では、だいたい1人あたりで配る数は30~50個。クラスの女子全員分と、部活の仲間などに渡す分を含めると、多くなるそうです。

 チョコに星やハート形のトッピングをしたり、アイシングクッキーに好きなキャラクターを描いたり。渡した相手から「かわいい」「すごいね」と言われることを期待して、頑張っているのです。

 とはいえ、中学生の多感な時期でもあるため、「あの子にもらっちゃったけれど、渡すチョコがもうなくて困った」「あの子は私にはくれなかった」といった声もあります。

 大変そうだな、ということもあるのですが、実はいい話も結構あるのです。「話したことがなかった子にあげたことがきっかけで、とても仲良くなれた」「あまり接点がなかった子からもらったとき、『こんなすごいのが作れるんだ!』と会話の糸口になった」など、彼女たちの人間関係の構築にも一役買っているようです。

 この10年ほどで、友チョコのレベルは格段に上がりました。手作りキットが多く売り出されたり、100円ショップでラッピング用品が種類豊富に置かれるようになったりしたことも背景にあります。

 ただ今年は、コロナ禍の中でニコラとしてもバレンタインをどう迎えるか、とても悩みました。例年のように手作りを推奨していいのか、そもそもバレンタインを盛り上げるべきなのか……。

 そこで、読者アンケートをとりました。「もうバレンタインはしない」という声が多く寄せられることを予想していたのですが、結果は8割が「バレンタインに、友チョコを渡したい」と回答してくれました。さらにそのうち4割は、今年も手作りを検討していたのです。

 コロナ禍で、子どもたちはいろいろなイベントや行事を我慢してきました。部活で中学生最後の大会がなくなったという読者もいます。だからこそ、「バレンタインまで奪わないでほしい」という思いだったのかなぁと推測しています。

 そこで今年の2月1日発売の号では、例年のバレンタイン特集よりはページを減らしつつも、手作りをしなくても楽しめる方法を提案したり、手作りするにしてもどう感染を予防するかを紹介したりすることにしました。

 大人から見ると驚くような変化を遂げてきた彼女たちのバレンタインですが、その背景にある彼女たちの思いもくんで、試行錯誤していきたいなぁと思っています。

では告白のタイミングは? 「告り逃げ」も

 バレンタインは、いつから子ど…

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