「私にも娘がいる」ひとごとじゃない、迷子を追いかけた

神谷裕司
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 宮崎県小林市内で迷子になっていた女児(4)を発見し、連携して保護した市内の山元泉さん(47)、美来(みく)さん(39)姉妹に22日、県警小林署の黒瀬信太郎署長が「人命保護に大きく貢献した」として感謝状を贈った。

 姉妹や小林署によると、14日午後6時半ごろ、小1の娘を乗せて車を運転中の美来さんが、市道の道路脇を1人で歩いている女児を発見。先回りして車を止め、保護しようとしたが見失ってしまった。このため姉の泉さんに携帯電話で女児の服装や髪形などを伝え、車で別の場所を探してもらったところ、スーパーに入ろうとしていた女児を見つけて保護した。

 女児が「両親がスーパーにいる」という内容の話をしたため、スーパーの従業員に連絡し、店内放送や警察への通報をしてもらったという。

 女児の両親は、女児に姉と一緒に自宅で留守番をさせてスーパーに買い物に行ったという。すでに帰宅しており、警察と連絡を取ってスーパーに女児を迎えに行き、事なきを得た。

 女児は両親の後を追って1人で自宅を出て約3キロの道のりを歩き、スーパーまでたどりついたらしい。最初に美来さんが見つけた場所は自宅から約2キロの地点。ラッシュ時に交通量の多い道路を歩いていた。

 姉妹はいずれも会社員で、仕事を終えて買い物に向かっていた。女児を発見した美来さんは「無事で、ほっとしました。暗い道を1人で歩いており、車にひかれたらどうしようと思いました。私にも小さな娘がいるので、ひとごとではなかった」、保護した泉さんは「表彰して頂くようなことではないという気持ちもありますが、本当によかった」と話した。(神谷裕司)