核禁条約発効に「核なき世界へ重要な一歩」国連事務総長

ニューヨーク=藤原学思
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 核兵器の開発や生産、保有などを禁じる核兵器禁止条約が発効したことを受け、国連のグテーレス事務総長は22日、映像で声明を発表した。全文は以下の通り。

 本日、核兵器禁止条約が発効したことをうれしく思います。(包括的核実験禁止条約=CTBT、未発効=が採択されて以来となる)20年以上ぶりの多国間の核軍縮条約です。

 この条約は、核兵器なき世界という目標に向けた重要な一歩であり、核軍縮への多国間アプローチへの強い支持を示すものです。私は、条約を批准した国々を称賛し、市民社会が交渉を進め、発効に尽力したことを歓迎しています。

 核爆発や核実験の生存者は悲痛な証言をし、条約ができる背景としての道徳的な力となってくださいました。条約の発効はそうした方々の不断の活動に対し、敬意を表するものです。私は第1回締約国会議の準備を含め、条約で与えられた職務を遂行することを心待ちにしています。

 核兵器の危険性は増しています。世界は核兵器廃絶を確かなものとし、使われた場合にもたらされる人類と環境への壊滅的な結果を防ぐため、緊急の行動を必要としています。核兵器の廃絶は国連にとって、軍縮分野における最重要課題です。共通の安全保障と集団的安全を推進するという大志を実現するために、全ての国々が協力することを求めます。(ニューヨーク=藤原学思