米山正寛
恐竜の骨格を360度どこからでも観賞できる「ディノ・ネット デジタル恐竜展示室」(https://dino-net.jp/)を国立科学博物館と凸版印刷がオンライン公開した。ティラノサウルスやトリケラトプスといった科博の恐竜だけでなく、北海道大総合博物館や群馬県立自然史博物館、むかわ町穂別博物館(北海道)が所蔵する標本も公開され、リアルの世界では難しい4館の合同展示がバーチャル空間で実現している。閲覧は無料。
拡大するティラノサウルスの骨格=科博・凸版印刷提供
拡大するティラノサウルス頭部の骨格=科博・凸版印刷提供
科博と凸版印刷は、恐竜骨格標本の立体形状計測データをもとに恐竜を見せる「V×Rダイナソー」を2013年に開発し、これまでにティラノサウルスとトリケラトプスをイベントなどで活用してきた。今回さらにアロサウルスとパキケファロサウルスを追加し、他の3館から恐竜4種(カマラサウルス、ニッポノサウルス、カムイサウルス、タルボサウルス)と魚竜(ステノプテリギウス)、ワニ類(マチカネワニ)、哺乳類(デスモスチルス)も加えて公開した。
拡大するトリケラトプスの骨格=科博・凸版印刷提供
拡大する真上から見たトリケラトプスの骨格=科博・凸版印刷提供
拡大する真下から見たトリケラトプスの骨格=科博・凸版印刷提供
また、科博の真鍋真・標本資料センターコレクションディレクターや北大の小林快次教授らが恐竜について解説するオンライン講義が、2月の毎週土曜日に計4回開かれる。講義は有料で、チケット購入はイープラス(https://eplus.jp/dino-netdigital/)から。(米山正寛)
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